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case 82盗撮で逮捕。接見時から弁護士が依頼者の方を勇気づけ,不起訴処分に

Aさんの解決事例(男性・30歳代)

主な罪名 迷惑防止条例違反
弁護活動の結果 不起訴

Aさんは,盗撮をしてしまい目撃者に通報されました。その後,警察官に逮捕され勾留されてしまいました。帰宅しないことを心配したAさんの奥さまは,警察に相談したところ,逮捕されていることが発覚しました。そこで,「接見し夫の状況を確認してほしい」と当事務所にご相談くださいました。

ご依頼当日に弁護士はAさんと接見しました。Aさんにお話を伺うと,Aさんは自らの過ちを反省されており,このまま身柄拘束が長引くことで職場に行けず仕事を失ってしまうのではないかと精神的なショックを受けられていました。弁護士は,まず奥さまからの伝言をお伝えして安心させ,今後の弁護活動についてご説明しました。

接見終了後,奥さまに状況を報告し,速やかに被害者の方と示談交渉を行い,すこしでも影響の少ない処分となるよう弁護活動をさせていただくことをお伝えしました。

弁護士は,早速,警察に被害者の方の連絡先を聴取し,示談交渉を開始しました。被害者の方は大変お怒りで示談することに難色を示されておりました。そこで,弁護士はAさんが書いた謝罪文をお渡しし,深く反省している気持ちを丁寧にお伝えするとともに,被害者の方を今後見かけても接触しないこと,現場付近には近付かないことをご説明したところ,寛大にも示談に応じていただくことができました。また,被害届を取り下げていただくこともできました。示談成立後,その旨を記載した意見書を検察官に提出した結果,Aさんの不起訴処分が確定しました。

今回のように,被害者の方の強いお怒りを収めることは非常に困難です。弁護士にご依頼いただければ,被害者の方の心情を考えた示談交渉など的確な弁護活動を行い,不起訴処分の獲得に尽力します。また,被害者の方が憔悴している場合は,接見時から弁護士が勇気づけ精神的な支えとなることも可能です。ご家族や大切な方が逮捕・勾留されてしまったら,すこしでも早く,当事務所にご相談ください。

※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。

弁護士  正木 裕美  [愛知県弁護士会]

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