case 73強い怒りを抱く被害者の方に対し,弁護士が丁寧に対応。告訴が取り下げられ,不起訴に
Hさんの解決事例(男性・20歳代)
主な罪名 | 強制わいせつ |
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弁護活動の結果 | 不起訴 |
Hさんは,仕事の帰りに路上で女性の背後から口をふさぎ,体を触ろうとしたことで警察に逮捕され,勾留されてしまいました。警察から連絡を受けたHさんのご両親は,息子のことが心配になり,弁護士に接見してほしいと当事務所にご相談くださいました。
ご依頼後,弁護士はすぐ接見に向かいました。Hさんからお話を伺い,詳細の把握に努めたほか,ご両親からのメッセージを伝え,取調べの対処方法をアドバイスしました。そして接見終了後,検察官に聴取したところ,被害者の方がHさんを告訴していることがわかりました。そこで,弁護士は告訴を取り下げてもらうため,ただちに示談交渉を行うことにしました。
はじめ,被害者の方は強い怒りから「示談に応じるつもりはない」とおっしゃっていました。それでも弁護士は,被害者の方にHさんの謝罪の気持ちを丁寧に伝え,謝罪文もお渡しするなど,粘り強く交渉しました。その結果,被害者の方がHさんの謝罪を受け入れてくださり,示談が成立して告訴を取り下げていただくことができました。Hさんはその後,身柄が解放されて最終的に不起訴処分になりました。
今回のように,強制わいせつ罪などの親告罪では,被害者の方が告訴を取り下げていただければ処罰されることはありません。弁護士にご依頼いただければ,速やかに被害者の方と示談交渉を行い,示談の成立と告訴の取り下げに全力を尽くします。また,大切な方が身柄を拘束されてしまっている場合,弁護士がすぐさま接見し,状況の把握や不安の緩和に努め,大切な方の支えとなります。刑事事件ではスピードが重要となりますので,すぐ当事務所にご相談ください。
※2017年7月13日より、性犯罪に関しては非親告化されており、被害者の告訴がなくても起訴される場合があります。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。