case 111退学処分の不安を解消。弁護士が被害者の方に謝罪を伝えて示談し,不起訴処分に
Nさんの解決事例(男性・20歳代)
主な罪名 | 恐喝未遂,傷害 |
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弁護活動の結果 | 不起訴 |
Nさんは,酔った際に面識のない男性と口論になり,太ももを蹴ってケガを負わせてしまったことで,恐喝未遂,傷害の容疑で逮捕されてしまいました。Nさんは取調べに素直に応じたものの勾留されてしまい,Nさんのご両親は,被害者の方への謝罪方法や,大学生であった息子の勾留が長引くことにより退学処分になるのではないかなどの不安があったため,刑事事件の弁護に力を入れている弁護士の話を聞きたいと思い,当事務所にご相談くださいました。
弁護士は,連絡を受けた当日に接見に向かいました。Nさんから詳しく話を伺うと,酔っていたことから事件についての記憶があいまいで,取調べでどのように話していいのかわからず,また,被害者の方にどのように連絡を取っていいかわからないと心配されていました。弁護士は,取調べについてのアドバイスを行うほか,今後は弁護士が被害者の方と示談交渉のために連絡を取ること,捜査機関に早期釈放の働きかけを行うことをご説明しました。
つぎに,弁護士はすぐさま被害者の方に連絡を取り,Nさんの謝罪の気持ちを伝えるとともに,示談交渉を進めました。被害者の方は,面識のないNさんから突然暴行を受けたことで,精神的にも肉体的にも苦痛を受けたことから示談に対して否定的でした。そこで,弁護士が被害者の方に直接謝罪に赴き,Nさんが書いた反省文を読んでもらうなど,心からの謝罪の気持ちをお伝えし,示談金の根拠について説明するなど,根気強く交渉を続けた結果,被害者の方に理解していただき,示談が成立しました。また,示談交渉に並行して,Nさんが学生であることなどを検察官に訴えた結果,早期に釈放となることができました。そして,反省していること,示談が成立したことなどを検察官に主張した結果,不起訴処分が確定し,大学を退学にならず,元の生活に戻ることができました。
今回のように,恐喝や傷害事件は,被害者の方との示談交渉の結果が処分に大きく影響します。弁護士にご依頼いただければ,被害者の方に適切にご対応させていただき,示談が成立し,不起訴処分になることによって前科を付けることなく事件を解決できる可能性が高くなります。すぐに当事務所までご相談ください。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。