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case 109前科のある方が痴漢で逮捕。弁護士の的確な交渉で被害者の方が示談に応じ,不起訴処分に

Nさんの解決事例(男性・40歳代)

主な罪名 迷惑防止条例違反
弁護活動の結果 不起訴

Nさんは,電車の中で女性のお尻を触ったことで警察に逮捕されてしまいました。取調べで素直に痴漢を認めたため,勾留されることなく身柄を解放されましたが,Nさんには大きな不安がありました。実は,数年前に痴漢で略式起訴となって罰金刑を受けており,前科があったのです。二度目の痴漢で今度はより厳しい処分を受けるのではないかと心配でした。そこで,刑事事件に強い弁護士に話を聞きたいと当事務所にご相談くださいました。

弁護士が詳しくお話を伺うと,前科があるため,起訴されて裁判になるのではないか,裁判になると会社に痴漢の事実を知られ,解雇されてしまうのではないかと心配されていました。弁護士は,前科がある場合でも,被害者の方との示談が成立すれば不起訴処分となる可能性があり,不起訴処分を獲得するために全力で弁護活動をさせていただくとご説明しました。

ご依頼後,弁護士は捜査機関から被害者の方の連絡先を聴取して示談交渉を始めました。交渉では,Nさんの被害者の方に対する心からの謝罪と,今後,同じ過ちを起こさないことを誓った謝罪文をお渡し,反省の気持ちをお伝えしていきました。弁護士が誠意ある対応を続けたことで,被害者の方も次第に謝罪を受け入れてくださるようになりました。その結果,被害者の方が示談に応じてくださり,その後,示談が成立したこと,今後,痴漢をしないと誓っていることなどを記載した意見書を作成して検察官に提出したところ,不起訴処分が確定しました。起訴を免れたことで日常生活への影響が最小限に留まり,Nさんの不安は解消されました。

今回のように,前科がある場合でも必ず起訴されるわけではありません。被害者の方との示談交渉をはじめ,弁護士による的確な弁護活動を受けることで不起訴処分となる可能性があります。弁護士が決してあきらめることなく不起訴処分を獲得するために全力を尽くしますので,おひとりで悩まず,すぐに当事務所までご相談ください。

※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。

弁護士  正木 裕美  [愛知県弁護士会]

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