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case 107弁護士が謝罪の気持ちを代弁。被害届が取り下げられて不起訴になり,無事に身柄が解放

Eさんの解決事例(女性・30歳代)

主な罪名 窃盗
弁護活動の結果 不起訴

Eさんは,宝飾品を盗んで家に持ち帰ってしまいました。そして後日,警察の家宅捜索を受けたことで宝飾品が見つかって逮捕され,その後,勾留されてしまいました。Eさんのご両親は,Eさんに面会できなくて詳細がわからず,当事務所にご相談くださいました。

連絡を受けた弁護士は,すぐEさんに接見しました。お話を伺うと,これまでに前歴や前科はなく,逮捕されてこれからどうなるのか,自分は起訴されて有罪になるのかと不安な思いでいらっしゃいました。また,被害者の方に謝罪したいと考えていましたが,身柄を拘束されていてどうすることもできないでいました。弁護士は,被害者の方への謝罪の方法として示談があることをご説明し,弁護士が示談交渉を行って示談が成立すれば,不起訴処分となる可能性があるとお伝えしました。

そして接見終了後は迅速に行動し,被害者の方との示談交渉をはじめました。相手方の被害感情は非常に大きく,示談に応じることに難色を示していました。それでも弁護士は,Eさんとご両親がそれぞれ作成した謝罪の手紙をお渡しし,「本当に申し訳ありませんでした」という反省の気持ちを代弁するなど,諦めることなく交渉を行いました。その結果,被害者の方が示談に応じ,被害届を取り下げてくださいました。最終的に不起訴処分が決まり,Eさんは身柄が解放されて元の生活に戻ることができました。

今回のように,被害者の方のいらっしゃる事件では,示談交渉の結果が起訴,不起訴の処分に大きく影響します。しかし,被害者の方は加害者との連絡を拒否することがほとんどで,ご自身での示談交渉は非常に困難です。ですが,弁護士ならば,被害者の方と示談交渉ができるケースが数多くあります。そして弁護士は,謝罪の気持ちや被害弁償の話を丁寧に伝え,示談の成立,不起訴処分の獲得に力を尽くします。すこしでも早い対応が重要となりますので,すぐに当事務所までご相談ください。

※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。

弁護士  正木 裕美  [愛知県弁護士会]

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