case 55被害者の方の心情をくみ取り,弁護士が懇切丁寧に交渉。示談がまとまり,不起訴処分に
Uさんの解決事例(男性・30歳代)
主な罪名 | 迷惑防止条例違反 |
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弁護活動の結果 | 不起訴 |
Uさんは,電車で痴漢をしてしまい,警察に逮捕されてしまいました。取り調べを受け,終了後に身柄を解放されましたが,この後,起訴されてしまうのではないかと不安でした。また,被害者の方との示談交渉をどのように行えばよいのかわかりませんでした。そこで,弁護士に相談したいと思い,当事務所にご相談くださいました。
当事務所は,まず,弁護士ならば捜査機関から被害者の方の連絡先を聴取し,示談交渉を行える見込みがあることをお伝えしました。そして,被害者の方と示談できれば,不起訴処分となる可能性があることをご説明しました。
ご依頼いただいた当事務所の弁護士は,すぐに被害者の方との示談交渉を開始しました。UさんとUさんのご両親の謝罪文を被害者の方にお渡しし,謝罪の気持ちを丁寧にお伝えしました。しかし,被害者の方は「しばらく考えさせてほしい」というお答えでした。そこで,弁護士は,示談交渉中にUさんの処分が決定してしまうことを避けるため,検察官に意見書を提出しました。Uさんが深く反省していること,被害者の方と示談交渉を行っていることから,示談交渉が終わるまで処分決定を延期してほしいと主張したところ,待ってもらえることになりました。
その後,弁護士が被害者の方に対して懇切丁寧に示談交渉を続けた結果,「刑事処分は望まない」というお言葉をいただいて示談をすることができました。示談交渉の結果をすぐに検察官に伝えたところ,最終的にUさんは不起訴処分になりました。
今回のように,不起訴処分となるためには,被害者の方と示談をすることが大きなポイントになります。弁護士は,依頼者の方の謝罪の気持ちを被害者の方に誠意を持って伝え,示談してもらえるよう尽力いたします。また,依頼者の方にとってできるだけ影響少ない処分となるため,臨機応変に対応し,的確な弁護活動を行ってまいります。突然,逮捕されてしまうと,初めてのことで多くの不安がつきまとうと思います。そのような際は,すぐ当事務所にご相談ください。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。