case 232口論になってケガをさせた。弁護士が強い被害者感情を持つ方と慎重に示談交渉を行い,不起訴に
Kさんの解決事例(男性・30歳代)
主な罪名 | 傷害 |
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弁護活動の結果 | 不起訴 |
Kさんは,飲食店の店員と口論になって料理を払いのけたところ,店員にケガをさせてしまいました。傷害事件として警察から取調べを受けることになり,今後どのように対応したらいいのか不安になったKさんは,弁護士に詳しく話を聞きたいと考えて,当事務所にご相談くださいました。
Kさんから詳しくお話を伺うと,非常に反省していて,被害者の方に治療費の支払や謝罪をしたいと考えているものの,直接会うことができず,困っているとのことでした。弁護士にご依頼いただければ,被害者の方に連絡を取ってKさんの代わりに謝罪し,示談交渉を行うなどの弁護活動ができることをご案内したところ,正式にご依頼いただくことになりました。
ご依頼後,弁護士はさっそく当時の状況や被害者の方の連絡先を確認して,示談交渉を開始しました。Kさんが書いた謝罪文を被害者の方にお渡しして,弁護士からも謝罪しました。被害者の方は,非常に怒っていて,高額の損害賠償を請求してきました。被害者の方の心情に配慮しながら,粘り強く交渉を重ねた結果,妥当な金額での示談を受け入れていただき,被害届も取り下げていただきました。さらに,Kさんのご家族に嘆願書を書いていただき,今後,再犯防止に向けた具体的な対策を話し合っていただきました。その後,示談が成立していることや,再犯の可能性がないことなどを記載した不起訴意見書を検察官に提出した結果,不起訴処分を獲得することができました。
今回のように,強い被害者感情を持った方と示談交渉を行う際,なかなか許していただけないケースがあります。しかし,被害者の方との示談交渉が長引いてしまっていても,検察官が処分を待ってくれるとは限りません。弁護士にご依頼いただければ,被害者の方の気持ちに配慮しながら,スピーディーに示談交渉を進めます。事件を起こしてしまった場合は,すぐに当事務所までご相談ください。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。