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case 71前歴のある痴漢で逮捕。弁護士の迅速な弁護活動により,実刑になる可能性が高い事件が不起訴処分に

Iさんの解決事例(男性・20歳代)

主な罪名 迷惑防止条例違反
弁護活動の結果 不起訴

Iさんは,電車内で痴漢をしてしまい,現行犯逮捕されてしまいました。Iさんには痴漢の前歴があったため,取調べ後,勾留されることになりました。警察から連絡を受けた奥さまは大変ショックを受け,代わりにIさんのご両親が当事務所にご相談くださいました。

ご依頼後,弁護士はすぐにIさんと接見しました。Iさんは,過ちを再び行ってしまったことを大変反省されており,被害者の方に誠心誠意の謝罪をしたいとのことでした。また,前歴があるため実刑判決を受けるのではないかと不安でした。

接見終了後,Iさんのご両親に状況を報告し,今回は常習性を指摘され起訴される可能性が高いため,被害者の方と示談交渉を行い,すこしでも影響の少ない処分となるよう全力で弁護活動をさせていただくことをお伝えしました。

弁護士は,早速,捜査機関から被害者の方の連絡先を聴取したところ,被害者の方が未成年であったため,ご両親と示談交渉を行うことになりました。弁護士がIさんに書いていただいた謝罪文をお渡しするとともに,もう二度と痴漢行為をしないようご家族が監護していく旨とIさんの謝罪の気持ちを丁寧にお伝えしました。その結果,深く反省している気持ちが伝わり,示談に応じていただくことができました。示談成立後,検察官にその旨を連絡した結果,処分保留で釈放されました。その後,Iさんが被害者の方と二度と接触しないために引っ越す旨を記載した意見書を検察官に提出し,不起訴処分が妥当であると主張した結果,不起訴処分が確定しました。

今回のように,同様の前歴で逮捕された場合でも,弁護士が的確な弁護活動を行うことで不起訴処分の獲得が見込めます。さらに1日も早く身柄解放を目指して最善の策を考え,迅速に行動し全力を尽くします。ご家族や大切な方が逮捕・勾留されてしまったら,すこしでも早く,当事務所にご相談ください。

※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。

弁護士  正木 裕美  [愛知県弁護士会]

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