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case 51弁護士が被害者のご家族の心情にまで配慮しながら丁寧に対応。不起訴処分により,早期の社会復帰へ

Eさんの解決事例(男性・50歳代)

主な罪名 傷害
弁護活動の結果 不起訴

Eさんは,知人に暴力を振るい,傷害を負わせたとして警察に逮捕されてしまいました。連絡を受けたEさんの奥様は,今後どのようになってしまうのかと心配され,当事務所にご相談くださいました。

ご依頼いただいた当事務所は,ただちにEさんと接見し,状況の確認やEさんのお考えを伺いました。まずEさんは,怪我を負わせてしまった被害者の方に謝罪したいとのことでした。つぎに,仕事を休職している現状について心配されていました。当事務所の弁護士は,被害者の方へ謝罪と示談交渉を行うと同時に,このまま身柄の拘束が続くと,Eさんは仕事を解雇されてしまうおそれがあるため,早期の身柄の解放に向けて全力を尽くす旨をお伝えしました。

接見後,すぐに検察官に連絡をし,被害者の方の連絡先を教えてもらい,接触をはかりました。はじめ被害者の方と直接,会うことができず,ご家族の方と話し合いをすることになりました。話し合いの場では,Eさんが非常に反省していることや今後,万が一,怪我による後遺症が発病した場合,真摯に対応していく旨をご説明いたしました。その結果,Eさんの謝罪の気持ちが伝わり,被害者の方と直接,話し合いをすることができました。その後,被害者の方が,Eさんの謝罪を受け入れてくださり,示談書に「刑事処罰を求めない」という一文を入れて示談が成立。被害届も取り下げてくださいました。示談成立を受け,検察官にその旨を連絡した結果,Eさんは処分保留で釈放され,早期に社会復帰することができました。その後,不起訴処分が妥当であると主張した結果,Eさんの不起訴処分が確定しました。

今回のように,被害者の方のみならず、家族の方の心情まで考慮しながら,謝罪と反省の気持ちを伝えたことで,示談が成立し,早期の身柄解放と社会復帰が実現できました。当事務所では,依頼者の方が早期に社会復帰できるように尽力いたしますので,逮捕されてしまったら,すぐに当事務所までご相談ください。

※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。

弁護士  正木 裕美  [愛知県弁護士会]

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