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case 239暴行で,逮捕・勾留。被害者の方は示談に応じなかったが,弁護士の粘り強い交渉で不起訴に

Kさんの例(男性・20歳代)

主な罪名 暴行
弁護活動の結果 不起訴

Kさんは交際相手の女性と口論になった際に,偶然にも自分の額が相手の頭部にぶつかってしまいました。そして,警察に被害届を出されたことから,逮捕・勾留されてしまいました。Kさんは,以前にも同じ女性と口論になった際に,ケガを負わせてしまい,逮捕・勾留されたことがありました。そこで,Kさんに前科がつくのを防ぎたいと考えたご家族は,刑事事件の弁護に力を入れている,当事務所にご連絡くださいました。

ご連絡を受けた弁護士は,ただちにKさんと接見しました。そして,当事務所にご依頼いただければ,被害者の方だけの話を証拠に逮捕するのは不当だと検察官に申し入れ,早期に身柄の釈放を求めることができるとお伝えしたところ,ご依頼いただくことになりました。

正式にご依頼を受けた弁護士は,交際相手の女性側に謝罪し,被害届の取り下げをお願いするなどの示談交渉を行いましたが,被害感情が強く,示談に応じていただけませんでした。そこで,Kさんは故意に暴行を働いていないこと,深く反省しており,今後,今回のような揉め事が起きる可能性がないことを強く主張し,即時の身柄解放を訴えて意見書を提出しました。その結果,意見書を提出した翌日には不起訴処分になり,釈放されました。

逮捕・勾留され,身柄を拘束されてしまった場合,特に迅速な対応が必要になってきます。すぐに弁護士にご依頼いただければ,捜査機関への働きかけや示談交渉などの弁護活動を行うことで,有罪となり,前科がつくことを回避できる可能性が高まります。刑事事件にお困りの場合は,早期に当事務所までご相談ください。

※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。

弁護士  正木 裕美  [愛知県弁護士会]

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