case 225痴漢で逮捕され,今後が心配に。被害者の方の心情をケアしながら示談交渉を行い,不起訴に
Gさんの解決事例(男性・30歳代)
主な罪名 | 迷惑防止条例違反 |
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弁護活動の結果 | 不起訴 |
Gさんは,お酒に酔って,見知らぬ女性に痴漢をし,逮捕されてしまいました。取調べを受けた後,勾留されることなく身柄を解放されましたが,今後自分や家族がどうなってしまうのか心配になり,奥さまとともに当事務所にご相談くださいました。
ご相談時にGさんは,「被害者の方の被害感情は強く,厳罰を希望していると聞いている」と心配されていました。また,奥さまからは弁護士費用のことや示談の進め方など,さまざまなご質問がありました。弁護士は,Gさんに,被害感情の強い方であっても,弁護士が相手なら,示談交渉に応じてもらえる可能性があることをお伝えし,奥さまのご質問に対しても,ひとつずつ丁寧に回答していきました。
その後,Gさんから正式にご依頼を受け,弁護士は,検察官から被害者の方の連絡先を聴取し,示談交渉に応じてもらえないかと接触をいたしました。すぐ示談交渉とは行きませんでしたが,Gさんが作成した謝罪文をお渡しして読んでいただいたことで,示談交渉に応じてくださることになりました。そして示談交渉でも,Gさんの反省の気持ちなどをお伝えした結果,被害者の方との示談が成立し,被害届も取り下げていただくことができました。また,示談交渉を行っている最中は,検察官に頻繁に連絡を取って示談の進捗や交渉の経緯を伝えることで,示談交渉の結果が出る前に,処分が下されることを防ぎました。そして,示談の成立後,すぐ検察官に意見書を提出して不起訴処分が妥当だと主張した結果,Gさんの不起訴処分が確定いたしました。
今回のように,性犯罪の場合,被害者の方の被害感情は非常に強く,ご自身で被害者の方との示談を成立させることは困難です。被害者の方との示談は,検察官が処分を決めるうえで,大きな影響を与えますので,すぐ弁護士にご相談ください。弁護士は,被害者の方の心情をケアしながら交渉を進めていき,示談が成立して依頼者の方にとって,影響の少ない処分となるよう,全力を尽くします。刑事事件は,事件を起こしてしまった後,迅速に弁護活動を受けることが大切ですので,すぐ当事務所までご相談ください。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。