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case 193家族に知られず解決したい。弁護士が被害店舗との示談交渉に尽力し,不起訴処分に

Kさんの解決事例(女性・40歳代)

主な罪名 窃盗
弁護活動の結果 不起訴

Kさんは,ショッピングセンターで万引きをし,現行犯逮捕されてしまいました。取調べ後に身柄を解放されましたが,家族に内緒で解決したいと希望し,刑事事件の弁護に力を入れている弁護士の話を聞きたいと,当事務所にご相談くださいました。

弁護士がKさんに詳しくお話を伺ったところ,以前にも万引きで逮捕されたことがあり「今度万引きをしたら離婚する」と夫に言われたこと,2店舗で万引きをして被害届を出されていることがわかりました。弁護士は,前歴があるため重い処分が下される可能性があることを説明しました。そして,弁護士にご依頼いただければ,被害に遭った店舗との示談交渉など弁護活動に全力を尽くすことをお伝えしたところ,正式にご依頼いただくことになりました。

ご依頼後,弁護士は,まずKさんに謝罪文を書いてもらい,被害に遭った店舗との示談交渉を開始しました。弁護士が,謝罪文をお渡ししてKさんの深い反省をお伝えしたところ,2店舗とも「二度と万引きをしないということなら」と示談を受け入れて,被害届も取り下げていただくことができました。また弁護士は,今後の監督のために夫を呼びたいという検察官に対して,夫に知られることによる離婚の危機を回避したいことを主張するとともに,Kさんが深く反省していること,謝罪や被害弁償がされていること,示談が成立していることなどを記載した意見書を提出しました。その結果,Kさんは不起訴処分となり,家族に知られることなく解決することができました。

今回のように,前歴がある犯罪で逮捕された場合,早急に対応しないと重い処分となる可能性があります。特に家族に知られずに解決したいという場合には,すぐ弁護士にご依頼いただき,被害に遭われた方との示談交渉や捜査機関への主張を早急に行うことが必要です。弁護士は,依頼者の方が反省し,やり直せる環境を整えるために全力で弁護活動をいたします。事件を起こして逮捕されてしまったら,すぐに当事務所にご相談ください。

※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。

弁護士  正木 裕美  [愛知県弁護士会]

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