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case 179元勤務先での横領で書類送検。弁護士の粘り強い交渉で示談がまとまり,不起訴処分に

Nさんの解決事例(男性・30歳代)

主な罪名 業務上横領
弁護活動の結果 不起訴

Nさんは,業務上横領の容疑で警察の取調べを受けました。取調べで犯行を素直に認めたため,逮捕されずに在宅事件になりましたが,書類送検され,今後に不安を感じたNさんは,刑事事件の弁護に力を入れている当事務所にご相談くださいました。

弁護士がお話を伺ったところ,今回の取調べは,Nさんが,数年前に元勤務先の所有する物品を無断で売却したことに関してのものでした。また,ご相談日の数日後に検察の取調べが迫っており,その結果によっては起訴の可能性もあることから,早急な弁護活動の開始が必要でした。

ご依頼後,弁護士は,Nさんに謝罪文の作成を依頼するとともに,検察の取調べに備えた打ち合わせを行いました。続いて,警察から被害者の方の情報を聴取し,示談交渉を開始しました。被害者の方は,これまで謝罪を一切していないNさんの態度に怒っていらっしゃいましたが,弁護士が,Nさんの反省の気持ちを書いた謝罪文をお渡しし,粘り強く示談交渉を続けた結果,Nさんの謝罪を受け入れ,示談に応じてくださいました。その後,示談が成立しており,被疑者が十分に反省している,および再犯の可能性がないことを記載した意見書を作成して検察官に提出したところ,不起訴処分が確定しました。

今回のように,検察の取調べが迫っているケースの場合,一刻も早くご依頼いただくことが,不起訴処分に繋がります。また,被害者が勤務先や知人であった場合の示談交渉は難しく,さらなるトラブルも招きかねません。弁護士にご依頼いただければ,被害者の方の心情を考慮しながらも,迅速に示談交渉をすすめます。そして,捜査機関へ働きかけを行うなど,不起訴処分の獲得を目指して全力で弁護活動を行います。事件を起こしてしまった場合は,すぐに当事務所にご相談ください。

※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。

弁護士  正木 裕美  [愛知県弁護士会]

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