case 115弁護士の迅速で的確な対応により実刑を免れて執行猶予付き判決。約1ヵ月半で元の生活へ
Mさんの解決事例(男性・30歳代)
主な罪名 | 過失運転致傷(旧:自動車運転過失傷害) |
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弁護活動の結果 | 執行猶予付き判決 |
Mさんは,トラックの運転中,前方不注意で歩行者とぶつかり,重度の高次脳機能障害を負わせてしまう交通事故を起こし逮捕されてしまいました。逮捕後,警察と検察から取調べを受けた後に起訴され,「実刑判決を受けるかもしれない」,「被害者の方へどのように謝罪や補償をしたらいいのかわからない」と心配を抱きました。そこで,刑事事件の弁護に力を入れている弁護士の話を聞きたいと思い,当事務所にご相談くださいました。
弁護士がMさんから詳しく話を伺うと,交通事故の事実をすべて認めて非常に反省していました。前科もないため,過去の判例などから執行猶予付き判決になる可能性があると判断し,早期解決へ向けた的確な弁護活動をさせていただくことをご説明したところ、当事務所にご依頼いただくことになりました。
弁護士はすぐさま裁判に向けた事前準備を行いました。まずは,Mさんが契約している保険会社を通じて被害者の方への補償について交渉しました。つぎに,Mさんの勤務先に連絡を取り,Mさんが2度と交通事故を起こさないようにするにはどのような指導,監督を行うのかを話し合いました。そして裁判では,Mさんが深く反省しており,被害者の方に直接謝罪へ行ったことや,今後は勤務先がMさんを含む社員全員に交通安全に関する指導を行う誓約をしていること,さらにMさんは交通事故で給与減額になり,社会的制裁を受けたことなどから執行猶予付き判決が妥当であると主張しました。その結果,Mさんは起訴から約1ヵ月半で執行猶予付き判決が確定し,以前の日常生活に戻ることができました。
今回のように,被害者の方に重度の障害を負わせる交通事故を起こし,起訴されてしまった場合は実刑になる可能性も大いに考えられます。弁護士にご依頼いただければ,勤務先や被害者の方との交渉や,裁判官や検察官に的確な主張を行うことができます。事件の早期解決へと繋げるために適切な弁護活動を行い,できるだけ影響の少ない処分を獲得できるように弁護士が全力を尽くしますので,もし逮捕されてしまった場合にはすぐに当事務所までご相談ください。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。